要素(Elements)
HTML文章を作成するには、構造・振る舞いを表現する「要素(element)」を記述します。HTMLには、段落をしめすp要素、ハイパーリンクを示すa要素、画像を示すimg要素、表を示すtable要素など、様々な要素が定義されています。
開始タグ・内容・終了タグ
基本的にどの要素も、「開始タグ(<要素名>のように書かれる)」「内容」「終了タグ(</要素名>のように書かれる)」の3つから成立します。
会話の中で「pタグ」「imgタグ」と言った具合に、要素のことをタグという人がいます。混同しがちですが、タグとは「開始タグ(<要素名>)」「終了タグ(</要素名>)」など、<>で囲まれた部分を指します。タグは要素を構成する一部にすぎません。
属性・属性値 (Attributes)
要素は属性を持つことができます。これにより要素に特別な意味を持たせることができます。
開始タグにおいて、開始タグを閉じる>の前に属性名・属性値の組を記述します。属性値は引用符で囲みます。
また、1つの要素の中に、複数の属性名・属性値を持つことも可能です。その場合、空白で各組を区切ります。
上記はa要素の例です。開始タグ、終了タグにより、内容(「ジャンプします」)が囲まれています。また、開始タグ内に属性hrefと属性値http://example.comが記述されています。
空要素 (Empty element)
HTML要素の中には、br要素やhr要素、img要素のように内容を持たない要素があります。このような内容を持たない要素のことを空(から)要素と呼びます。Empty 空っぽ の空です。空要素は終了タグを持ちません。開始タグを閉じる前に空白とスラッシュ(” /”)を入れます。
上記は内容を持たない空要素であるimage要素の記述例です。src属性とalt属性の2つの属性が記述されています。